*2018年8月視聴完了*
アンニョン♪ 韓ドラまみれのmamiです。
この記事は、2018年8月に視聴した「華政」の感想を紹介したものです。
作品情報
放送
2015年 / MBC / 全50話
演出 : キム・サンホ
ファンタスティック・カップル
イルジメ外伝
私の心が聞こえる?
アラン使道伝(サトデン)
男が愛する時
華政
春が来るのかな、春
脚本 : キム・イヨン
イ・サン
トンイ
馬医
ヘチ~王座への道~
出演
イ・ヨニ:ファイ=貞明公主役
チャ・スンウォン:光海君役
キム・ジェウォン:仁祖役
ソ・ガンジュン:ホン・ジュウォン
ハン・ジュワン:カン・イヌ役
冒頭あらすじ
知られざる"悲劇"の王女 貞明(ジョンミョン)公主の波乱万丈の生涯を描く歴史エンターテイメント大作。
時は1608年。朝鮮第14代王・宣祖の次男、光海君は嫡子ではないという理由で16年もの間、明に正式な世子と認められず、父からも冷遇されている。光海君の心を癒してくれるのは、幼い異母妹の貞明公主だけだった。そんな中、宣祖が崩御。次期王の擁立をめぐり、朝廷はにわかに慌ただしくなる。骨肉の争いを望まない光海君は、永昌大君と貞明公主を守ると仁穆大妃に誓い、15代王に即位。しかしその後、永昌大君は無念の死を遂げ、仁穆大妃は慶運宮に幽閉される。一方、宮殿から逃げ出した貞明公主は倭国へ。奴隷として長崎の硫黄鉱山に売られ、ファイという名で男のふりをして過酷な日々を生き抜いていた。数年後、朝鮮通信使がやってくることを知ったファイは、祖国に戻るきっかけをつかもうと江戸に向かい、ホン・ジュウォンと出会う。彼は幼い頃に貞明公主を守れなかった後悔を胸に抱きつつ、光海君が設立した“火器都監”で働いていた。ファイは硫黄の闇取引を手助けし、ジュウォンと共に朝鮮に帰国。ついに家族の仇である光海君と対面するが…
ハマり度・感想
★★★☆☆
最初からすみません。このドラマ、悪くはないけどそこまでも面白くもない。時代劇好きの私でも、65話(dTV)まであって面白くないと、正直、見ていて苦痛でしたー(´Д` )2★(お暇ならどうぞ)と迷いましたが、前半はそこそこ楽しめたので、3★(惜しい!)にしました。
この作品は、貞明公主の波乱万丈の人生を描いた物語で、実在した人物ですが、ドラマの中の彼女の人生はほぼフィクションです。貞明公主をイ・ヨニが演じています。
扱っている時代は、14代王宜祖の時代から、15代光海君、16代仁祖、17代考宗まで。このドラマで貞明公主に関わる主要俳優さんは、光海君役のチャ・スンウォン、仁祖役のキム・ジェウォン、ホン・ジュウォン役のソ・ガンジュン、カン・イヌ役のハン・ジュワンの4人。キャストだけでも豪華でとても見応えあります。
物語前半は、貞明公主が光海君から逃れるために男装して、身分を隠しながら硫黄職人としてたくましく生きる姿を描いていて面白く見応えがありました。日本が舞台になるシーンもあります。
光海君は政敵になる兄弟を次々に殺して自分が王になった暴君として知られていますが、彼を題材とした最近の時代劇では、プラス評価で描かれることが多くなってきましたが、このドラマでも魅力的に描かれていて、それを演じたチャ・スンウォンの存在感が抜群でした!光海君と貞明公主が兄妹仲良くしてくれていたら良かったのですが(T_T)最後にチラッとでも出てくるかと期待したのですが出てこず、チャ・スンウォンは前半20話くらいで出番終了。
ロマンスの部分では、前半〜中盤、貞明公主人とホン・ジュウォンとカン・イヌとの三角関係が見どころなのですが、カン・イヌの人生が最初から最後まで報われずとても可哀想で…。カン・イヌを演じたハン・ジュワンの迫真の演技がホントに素晴らしく大号泣してしまいました。
王が交代し、貞明公主の幽閉が解かれ、3歳年下のホン・ジュウォンと結婚します。とってもエリートのホン・ジュウォンですが、王女の夫は政治に関われないので、いつも影で貞明公主を支えていて、とても素敵でした。ソ・ガンジュンが演じているからさらに魅力アップでした!
仁祖は、朝鮮王朝でおそらく最も嫌われている王です。野心はあるけど実力が伴わない人なので、光海君と比べると見劣りしてしまってました。"元祖キラースマイル"で有名な仁祖役のキム・ジェウォンは悲哀な表情ばかりで笑わないし、面白いサブキャラもこれといって出てこない(´・ω・`)嫁に出た貞明公主が、子供たくさん産んで子育てに忙しいはずなのに、政治にガンガン口を出すのもなんか違和感ありまくりだし。何しろ、夫のソ・ガンジュンの影が一気に薄くなるのが1番つまらなかったです。
物語自体も21話あたりからかな、あらすじを見ているかのように物語が一気に単調になりつまらなくなりました。65話中21話目ですからまぁ先の長いこと(笑)ここからは忍耐。眠気との闘いです。史劇、主役が女性、男装と共通点が同じの「トンイ」や「奇皇后」、「善徳女王」のようにサクサクは進みませんでした。これは、フィクションとは言えども、ある程度は史実に沿わないといけない史劇の難しいところなのかも。脚本や演出だけでなくイ・ヨニの演技力不足もあったのか、後半、かなり失速しましたが、ラストはまぁまぁスッキリまとまっていたので良しかな?
私は、史劇を見るときは、主人公のモデルにらなった人物が、実際はどんな風に過ごしていたのか、あれこれ想像しながら楽しんで見ています。10代のほとんどを母と一緒に幽閉されていた貞明公主。どんなことを考えながら過ごしていたのでしょうね。彼女は書道の腕前が素晴らしかったそうで、タイトルの「華政」も彼女が幽閉時代に実際に書いたものを元にデザインされたそうです。
貞明公主は、7男1女をもうけ、朝鮮時代の姫の中では一番長生きし、83歳で粛宗の時代に亡くなります。彼女の子孫には、22代国王正祖の母・恵慶宮洪氏や正祖の側近ホン・グギョンなどがいます。
いろいろと不満が残りましたが、貞明公主という可哀想なお姫様がいたという史実を知れたことは大収穫でした。