あんにょん♡韓ドラまみれのmamiです。
Netflixで配信中の「病院船~ずっと君のそばに~」全20話、見終わりました。
ハ・ジウォンさんはもちろん、カン・ミンヒョク君が初主演とは思えない存在感でドラマを盛り上げていました。ヒューマンドラマ要素の強い心温まる良い作品です。
今回もほぼネタバレなしで見どころと感想をご紹介したいと思います。
*「病院船」は現在、U-NEXT・dTVでも見放題配信中です。
作品情報
放送
2017年 / MBC・水木 / 全40話
演出:パク・ジェボム
会いたい
弁護士の資格〜改過遷善〜
病院船
脚本:ユン・ソンジュ
ファン・ジニ
秘密の扉
病院船
キャスト
ハ・ジウォン:ソン・ウンジェ役
カン・ミンヒョク(CNBLUE):クァク・ヒョン役
イ・ソウォン:キム・ジェゴル役
キム・インシク:チャ・ジュニョン役
冒頭あらすじ
この胸の高鳴りは、恋ですか? 恋愛経験ゼロの天才外科医と内科医の年下男子の船上で紡ぐトキメキピュアラブストーリー
ソウルの総合病院に勤務するウンジェ(ハ・ジウォン)は誰もが認める優秀な外科医。手術の腕前は天才的な反面、自分の気持ちを表すのが下手で、人付き合いは大の苦手。離島で暮らす母親との間には長年の確執を抱えていた。一方、医療設備の乏しい離島を回る病院船に内科医のヒョン(カン・ミンヒョク)が着任。ヒョンは消化不良を訴える一人の中年女性に、念のため病院で精密検査を受けるよう促す。その頃、ウンジェの元に母から電話がかってくる。多忙を理由に冷たくあしらうウンジェだったが、間もなくして母は心臓発作で倒れ、駆けつけたウンジェの目の前で息を引き取ってしまう。ウンジェはソウルの病院を去り、母の面影をたどって病院船に赴任。他人と距離をおくウンジェは病院船で孤立していくが、不器用ながらも芯の強いウンジェの姿にふれたヒョンは、次第に惹かれていく。そんなある日、ウンジェは過去の診察記録から母親のカルテを見つけ、母親を最後に診察したのがヒョンであったことを知ってしまう。
予告編動画
【公式】韓国ドラマ「病院船~ずっと君のそばに~」DVD予告編
ハマり度
★★★★☆
病院ではなく”病院船”という視点で描かれた医療ドラマということで、私は最後まで飽きずに楽しめました。今どきこの設定にこの展開!?みたいなとこがちょこちょこあって、一昔前の長編ホームドラマを思い出してしまうようなドラマでした。
タイトルの”病院船”とは医療インフラが不足した過疎化の島を回診する船のこと。このドラマは、医療機器が十分でない環境での緊急治療やヘリコプターでの大病院への患者輸送の実態など離島医療が直面する問題を描いた医療ドラマですが、ヒューマンドラマの部分が強いドラマになっています。
本作での病院船は巨済島を拠点に26の離島を回るのですが、とにかく忙しいです。中の人も視聴者も(笑)全20話(1時間/本)の中にどんなけエピソードを詰め込むの!って感じで、とにかく内容盛りだくさんでとても見応えがあります。ただ、残念ながらそれら全部、尻切れトンボで終わってしまっているという結末。ひとつひとつのエピソードはありがちな内容なのだけど、その先気になる!っていうものも結構あったので少し残念でした。
見どころ・感想
主演のハ・ジウォンさんは本作が初の医師役。彼女が演じるのは恋愛経験ゼロの天才外科医ウンジェ。性格がめちゃめちゃきつくて頑固で今まで人に頼ることなく感情を押し殺して生きてきたというキャラなのですが、脚本家が同じだから!?これが「ファン・ジニ」のジニとかぶるキャラ。彼女はこういう強い女性のキャラがとっても似合います。彼女の安定した演技力のおかげでとても緊迫した医療シーンを見ることができました。
そんな彼女の凍てついた心を湯たんぽのような温かさと優しさで溶かすのがカン・ミンヒョク演じる年下内科医のヒョン。このヒョンというキャラがとても良かった!温かさや優しさだけでなく、いざというときの決断力が素晴らしくて男らしい。内科医だけどオペの助手に入ってウンジェをサポートする姿はとても頼りがいがありました。カン・ミンヒョク君、「棚ぼたのあなた」や「タンタラ」でのかわいらしいイメージしかなかったのですが、すっかり大人の男になったなとしみじみ…。島のゆったりとした雰囲気と彼の穏やかな雰囲気がとてもマッチしてました。
でもですね、この二人がこうして並んでいるのを見るとそんなに歳の差を感じないんだけど…
実際は13歳差!!!撮影当時、ハ・ジウォンさんは38歳、カン・ミンヒョク君は25歳ですってよ!なんでこのキャスティングにしちゃったのかな…なんせエピソード盛りだくさんなドラマだったのもあってか、この二人のロマンスは付け足し程度。一層のことなくてもよかったのでは?と私は思います。
しかし、ハ・ジウォンさんの美貌には驚き。女優さんってすごい。恋することで、だんだんとかわいくお茶目になっていくハ・ジウォンさんにも注目です。感情の変化がうまい!
離島のドクターと言えば「Dr.コトー診療所」を思い出すのですが、病院船にいる医師・ナース・その他スタッフもコトー先生のような、熱心に島の住人の心に寄り添う素敵なキャラばかりでした。皆さん、いい味だしてて面白い!個人的には右上イ・ソウォン君が良かったです。いい演技してたのにもう見れないのかと思うと残念です。(*2018年5月不祥事事件により引退)
ただ、このキャラいる?って思ったのが、突然現れて突然消えたヒョン医師の元カノ・ヨンウン。ワガママで自己中女、突然ヒョンの前に現れたと思ったらウンジェとの仲を邪魔して復縁迫る。あげくの果てには病気で余命2年だと嘘までつくのですが、その病名が…。最近のドラマでは聞かなくなった病名で。ワン・ジウォンさん、いっつもこんな役よね(笑)彼女のエピソードもプツンと切れたようにいつの間にか終わっていました。でも彼女が、ウンジェの本心を聞き出すシーンがあったので視聴者にはやっぱり必要なキャラだったのかなとか思ったりもしたけど、それにしても彼女に関してはいらないエピソードが多すぎました。
まとめ
他にもたくさん登場人物が出てくるのに、それぞれのエピソードがブチ切れ状態でそれがうまく繋がらないもどかしさはありますが、このドラマに登場する医師たちが人間的な成長を感じる温かいドラマではありました。
敵だと思っていたウンジェの元上司や利益欲しさにオペに反対していた院長が、ウンジェのためにプライドや欲を捨て医師としての正しい道を選択する姿には見ているこちらも安堵の思いでいっぱいになります。
そして、設備が不十分な病院船や田舎の大病院の医療現場で残された最後の治療方法は、
”科学の力”が無理なら”人間の力”で奇跡を起こす。
最後は人間の愛で命を救うというわけです。おぃ!(笑)そういう点で、人間的な温かさを感じるヒョン医師を演じたカン・ミンヒョク君は適役でした。彼の柔らかい雰囲気なしでは成り立たなかった作品です。
最後の1.2話はいらなかったんじゃないかとも思うのですが、エピソードてんこ盛りでスピード感もあり楽しめるドラマでした。ドロドロした話でもないし、根っからの悪人も出てこないのも良いところ。医療ドラマでもあり、ヒューマンドラマでもあり、ついでにロマンスまで楽しめて見どころ満載。私的にオススメです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
*2020年6月視聴完了*
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