*2020年1月視聴完了*
アンニョン♪ 韓ドラまみれのmamiです。
Amazon primeで配信中の「王は愛する」全20話、見終わりました。
イム・シワンくんが出ているという理由で、前々から見たかった作品。
見終わったあとには、二番手のホン・ジョンヒョンくんにハマってました。ハハハ。笑
作品情報
放送
2017年 / MBC / 全40話
演出 : キム・サンヒョプ
華麗なる誘惑
ママ
王は愛する
脚本 : ソン・ジナ
シンイ〜信義〜
太王四神記
ヒーラー 〜最高の恋人〜
王は愛する
原作 : キム・イリョン「王は愛する」
キャスト
イム・シワン : ワン・ウォン役
ユナ(少女時代) : ウン・サン役
ホン・ジョンヒョン : ワン・リン役
冒頭あらすじ
高麗時代を舞台に三人の男女の甘く切ない愛と 固い絆で結ばれた友情を描くラブロマンス時代劇
第25代高麗王の息子ウォン(イム・シワン)は、美しい容姿と知性にあふれ、大胆な行動力で人々を引き付ける卓越した能力の持ち主だが、母親が元(げん)のフビライ王の娘であったため、父親から忌み嫌われ警戒されていた。政に興味を持たず、権力争いも嫌い、いつも親友リン(ホン・ジョンヒョン)と過ごしていた。ウォンにとってリンは、家族よりも心を許せる存在であり、一生を共にすると誓った特別な存在であった。リンは、友でありながらも護衛としてウォンを誰よりも近くで支えていた。 ある日、二人は身分を隠し王宮の外に出かけ、高麗一の大商人ウン・ヨンベクの妻が何者かに殺されるところを目撃する。殺された女性の娘であるサン(ユナ)は幸い難を逃れる。一方、ウォンとリンは、サンの母親が亡くなる直前に残した娘への遺言をサンとは知らずに伝える。これが三人の出会いだった。 7年後、ウォンとリンは美しく気高い女性に成長したサンと再会する。 三人の間には友情が芽生えるが、ウォンは次第にサンに恋心を抱き、リンもまたサンに密かに想いを寄せていく。永遠に続くと信じていた二人の友情がはからずもサンによって崩れ始め…。
予告編動画
ハマり度・感想
★★★★☆
予備知識を持たずに見ていたので、あとで小説が原作で脚本家が私の大好きな「シンイ」のソン・ジナさんと知って妙に納得。(最近、このパターン多い。笑)
少しゆっくりとした展開で、あまりアップダウンもなく、ひとつひとつ丁寧に描かれた美しい時代劇。高麗時代を舞台とした、美しい若者3人が主役の物語です。
衣装も華やかで、映像と音楽も主人公3人を引き立てるような美しさ。
物語の軸は、イム・シワンくん演じる世子ウォンと、ホン・ジョンヒョンくん演じる世子の友人リンと、ユナちゃん演じるお金持ち商人の娘サンの、いわゆるコテコテ三角関係のお話です。ドロドロ三角関係ではありませんのでご安心を。
そこに、高麗の政権争いが絡んできたり、サブキャラのラブラインが描かれていたりと、登場人物が多く、人間関係がなかなか複雑なんですけど、物語としてはわかりやすい定番ラブストーリーでした。
サンがウォンとリンのどちらを選ぶのか?
恐らくこのドラマの見どころはココなのでしょうが、私にはウォンとリンのブロマンスの方が印象に残るドラマでした。それに、主人公のウォンより二番手のリンの方が目立ってたんじゃないかしら?と思うようなストーリー展開も印象的でした。
もちろんイム・シワンくんの世子は、ちょっと強引だけど威厳があってとてもカッコ良かったですよ!両親から愛されずに育ち、どこかしら寂しそうな世子の雰囲気がイム・シワンくんから感じれましたしね。もうちょっと背が高かったらな…と思ってしまうのですが(笑)
リン役のホン・ジョンヒョンくんですが、感情を出さずにいつも一歩下がって世子やサンを守る姿がとてもしっくり!優しさと男らしさが滲み出ていてすごく素敵に見えました。最初は「麗」のときのホン・ジョンヒョンくんが頭から離れず、違和感ありありで見ていたけど、後半にはそんなことすっかり忘れるくらいリンにハマってました。ずっと孤独だったウォンを救ってくれたのがリンです。そして、リンはウォンの全てを理解した上での生涯の友になります。
サンというひとりの女性をきっかけに、終盤はふたりが大きな陰謀に巻き込まれるのですが、最終回、ウォンを思ってのリンの決断には泣けてきました。この時代ならではの苦渋の決断。ウォンとリンの友情がとても熱かっただけに、男らしくカッコ良かったけど、見ていて辛かったです。
そしてサンも、ウォンかリンか…どちらを選ぶか決断する時が来ます。
このときのサンの気持ちが、中盤あたりから読めなくて、あれれ?どっちが好きなんだろう…と一瞬悩みましたが、私はホントに些細なあるシーンを見てからサンは最初から〇〇が好きだったんじゃないかなぁと思ってずっと見ていたので、最終回を見て、やっぱり!って嬉しくなりました。
一度しか見ていないとわかりづらいのですが、何度か見直していると、それらしきサンの心理描写が伏線として出てきていることに気付きます。他のドラマにはない、特に時代劇ではちょっと珍しい意外な展開の結末に楽しめます。
見終わってみると「王は愛する」というタイトルより、私は「王を愛する」の方がしっくりいくような物語だったかなと。3人の誰に感情移入してもおかしくないストーリーだったので、見る側次第でタイトルの意味が変わってしまいますね。
リンとサンがウォンを愛する気持ちがひしひしと伝わってくる、そんなドラマでした。
結果的に、みんなそれぞれに大事なものを失ったわけですが、ウォンが一番大きなものを失ったと思います。そう考えると、やはり「王は愛する」で正解なのかもしれません。
韓国ではあまり視聴率が振るわなかったドラマだそうですが、政権争いの陰謀など、なかなか見応えがあり面白かったです。恋と友情の間で揺れ動く3人の美しい絆に心が温まる素敵なドラマでした。
機会があれば、小説も読んでみたいと思います。
商品情報
*「王は愛する」は2020年5月現在、U-NEXTで見放題配信中です。月額1990円(税抜)で、お試し初回31日間は無料。この機会にぜひ視聴してみてください。申し込みは下のリンクからどうぞ。