韓国ドラマ「オクニョ〜運命の女(ひと)〜（原題：獄中花）」感想 / チン・セヨン主演　監獄で生まれ育った少女の波乱万丈の物語

＊2019年1月視聴完了＊

アンニョン♪ 韓ドラまみれのmamiです。

この記事は、2019年1月に視聴した「オクニョ」の感想を紹介したものです。

作品情報

放送

2016年 / MBC / 全51話

原題：獄中花

演出 : イ・ビョンフン

ホジュン～宮廷医官への道～

商道（サンド）

宮廷女官チャングムの誓い

イ・サン

トンイ

馬医

オクニョ～運命の女～

演出：チェ・ギョング

脚本 : チェ・ワンギュ

ホジュン～宮廷医官への道～

エアフォース

商道（サンド）

オールイン　運命の愛

ラブストーリー・イン・ハーバード

朱蒙

ロビイスト

食客

風の国

オクニョ～運命の女～

出演

チン・セヨン：オクニョ役

コ・ス：ユン・テウォン役

チェ・テジュン：ソン・ジホン役

ソ・ハジュン：明宗役

冒頭あらすじ

王朝を揺るがす愛。命を懸けた戦いが今始まる！監獄で生まれ育ったヒロインが、いくつもの困難に立ち向かいながら、新しい人生と愛を取り戻す波乱万丈の物語。

16世紀半ばの朝鮮王朝時代。刺客に襲われた妊婦が監獄 “典獄署チョノクソ”に逃げ込み、女児を出産後に命を落とす。オクニョと名付けられ、典獄署で育てられた少女には天賦の才能があった。囚人たちから教わる法や易経などの知識や明の言葉を次々と身に着けていくのだ。貪欲に学ぶオクニョの心には母について真実を知りたいという強い思いがあった。
成長したオクニョは母の死の謎を追う中で、国を揺るがす陰謀に巻き込まれていく。
強大な権力に立ち向かうオクニョ。2人の男性との出会いがオクニョの運命を大きく変えることになる！

(TV東京から引用)

予告編動画

NHK韓国ドラマ「オクニョ運命の女（ひと）」プロモーション映像＜まだ間に合う！5分で「オクニョ」（1）“母の死の謎”と“恋の三角関係”＞

ハマり度・感想

★★★☆☆

時代劇好きの私。特にイ・ビョンフン監督作品はどれも大好きで必ずハマるのですが…

このドラマは微妙だったー(´・∀・｀)

イ・ビョンフン監督の他の作品に比べるとそんなに面白くなかったなーというのが正直なところです。

しかし、そこまで苦痛にならずに51話完走できたのはやっぱりイ・ビョンフン作品だからかなとも思います。

物語の前半はとっても面白かったしワクワクしながら見てたんですよ。

オクニョは典獄署の茶母しながら、囚人たちからいろんな知識を教えてもらって、持ち前の頭の良さと教えてもらった知識を利用して窮地を乗り越えたりしていく展開がとっても面白く描かれていました。

問題は後半。物語が急にぶつ切りみたいになっていく。笑

前半に大活躍していた占いや祈祷がほとんど出てこないし、師匠と呼んでいた鍋蓋帽子のおじさんもピタッと出てこなくなるしで、あれれー？だし。

茶母から巫女になったり、急に商団の代表になったかと思ったらさっさと人に譲って、外知部(ウェジブ:今でいう弁護士)をやり出すし。でもそれもなんか中途半端で。あの事件、結局どうなったん？みたいな…。

オクニョが何でもできるがゆえに全てが中途半端に見えてしまって(´Д` )軸がブレブレ。

オクニョの器用貧乏が仇になった感じです。

イ・ビョンフン監督のドラマって、主人公が困難をどう乗り越えて成長していくかをハラハラドキドキしながら見るのが楽しいはずなんだけど、「オクニョ」にはそれが足りなかったなー。

オクニョは結局いろいろやってたけど、それが何でも簡単にできちゃうのが良くなかったのよ。紆余曲折ある方が見ていて楽しいし、見ている方もその方が入り込める。オクニョが新しいことに手を出して成功するたびに、そんなすぐに成功するわけないやん…って冷めた目で見てしまってました。これが何度か続くとねー。本気で冷める。笑

「チャングムの誓い」のチャングムや「馬医」のクァンヒョンみたいにオクニョにもひとつの道で何かを極めて欲しかったなと思いました。

あと、コ・スの扱いに不満！！！

このドラマ、『新しい人生と愛を取り戻す波乱万丈の物語』ですよねー？

オクニョ、愛、取り戻しましたか？笑

愛なんてどこにありましたー？

２人と思いきや３人から思われるモテモテオクニョなのに、ラブラインが少なすぎるー！

ハ・ソジュン演じる王様は存在感抜群でオクニョともいい感じ。

チェ・テジュン演じるジホンもオクニョの味方になってくれて良かったしカッコ良かった！

でも、肝心なコ・ス演じるテウォン、全てを捨ててでもオクニョを守るっていう一途な愛を持ったキャラだったと思うのだけど、なんか弱いのよね。そんなにオクニョを愛してるように見えなかったのは私だけかしら。笑

愛を取り戻すっていう設定ならば、２人のラブシーンをもっと入れたほうが良かったと思うし、あの結末にするなら最初からライトに描かけばいいし、これまたなんとも中途半端な感じで消化不良でした。

あれじゃあ、テウォン役をコ・スにする必要なかったやん！って思った。

王様の方がオクニョラブっていうのがひしひしと伝わってきたけど、ここは「トンイ」のように側室にはできない理由があって、それがわかったときの王様がなんとも切なかったな…。