*2017年8月視聴完了*
アンニョン♪ 韓ドラまみれのmamiです。
この記事は、2017年8月に視聴した「六龍が飛ぶ」の感想を紹介したものです。
*2019年10月7日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2020年2月25日に再度公開しました。
作品情報
放送
2015〜2016年 / SBS / 全50話
演出 : シン・ギョンス
脚本 : キム・ヨンヒョン、パク・サンヨン
善徳女王
根の深い木
キャスト
ユ・アイン : イ・バンウォン役
キム・ミョンミン : チョン・ドジュン役
ピョン・ヨハン : タンセ役
シン・セギョン : プニ役
ユン・ギュンサン : ムヒョル役
冒頭あらすじ
腐敗した高麗に革命を起こし、新たな理想国家を建てるため立ち上がった6人の英雄の生き様を描いた歴史くエンターテインメント超大作時代劇
高麗末期の14世紀。辺境の咸州(ハムジュ)を治める名将イ・ソンゲの五男として生まれたイ・バンウォンは、早く戦に出て父のように強い男になりたいと願っている。ところが、王命を受けて上京したイ・ソンゲは悪徳官僚のイ・インギョムに思わぬ弱点を突かれ、政界進出を辞退。バンウォンは父が大悪党の圧力に屈した姿を見て、失望と悲嘆に暮れる。そんな中、成均館の官吏チョン・ドジョンは民衆の前でイ・インギョム率いる御三家の企みを暴き、明との戦を阻止。チョン・ドジョンは流刑に処されるが、彼の姿に感銘を受けたバンウォンは成均館に入学する。
時は流れ、6年後──。バンウォンは仲間も目標も失い、悪がのさばる都での暮らしに疲弊していた。そんな折、謎の男が御三家の一人を斬り殺す現場を目撃したバンウォンは、男の後をつけて洞窟にたどり着き、見慣れぬ地図を発見。<新たな国を建設する>という前代未聞の志を持つ者がいることを知って驚愕する。その立案者こそ、バンウォンが心の師匠と仰ぐチョン・ドジョンだった。チョン・ドジョンを探し始めたバンウォンは、腐敗した高麗を終わらせるべく武術を極めたタンセ、重税に苦しむ村人を救いたいと願うプニ、剣士として立身出世を目指すムヒュルと出会う。彼らはチョン・ドジョンの暗号と運命に導かれ、イ・ソンゲのいる咸州に集結。やがて6人の勇者たちは、御三家を打倒し新国家を築くという目標に向かって一つになるが…。
ハマり度・感想
★★★★★
「善徳女王」「根の深い木~世宗(セジョン) 大王の誓い~」で知られるキム・ヨンヒョン、パク・サンヨン脚本家の最強タッグで作られた作品です。
この作品、とにかく凄すぎる!!!のひと言。
迫力とスピード感が今までに見た時代劇とは圧倒的に違っていて、素晴らしいとしか言いようのない作品でした。
ひとときも目の離せないストーリー展開に、50話を1週間も経たないうちに見終わったくらいです。笑
キャストも演出も脚本もさすがすぎて、文句無し5★。
しかも、私の殿堂入りです!
時代劇好きにはたまらない超大作ですよ♪
こちらの物語、時代背景は高麗から朝鮮に変わるときを描いています。
チョン・ドジョン、イ・バンウォン、イ・ソンゲの名前は聞いたことはありましたが、この時代の作品を見るのは初めてだったので、大変面白く興味深い内容ばかりでした。
「根の深い木」では、この作品のあとの時代を描いているので、もし見るならば「六龍が飛ぶ」→「根の深い木」の順番で視聴されると、李氏朝鮮時代の初期の頃がさらによくわかりますよ♪
物語は主にこの6人を中心に展開されていきます。
6人の英雄“六龍”として登場するのは、
一の龍 朝鮮王朝の初代王イ・ソンゲ
二の龍 建国功臣のチョン・ドジョン
三の龍 のちに朝鮮第3代王となるイ・バンウォン
四の龍 貧しい暮らしに耐えながら村人を支えるプニ
五の龍 怒りと哀しみを背負った剣客イ・バンジ
六の龍 立身出世を志す剣士ムヒュルという架空の人物
作品の完成度が高かったのは、このキャラ設定がキャスト1人1人の個性を生かした配役になっていたからではないかと思います。
特に、イ・バンウォンを演じたユ・アイン君は、青年時代の目を輝かせて理想を追う姿から、成長して冷酷な野心家となっていく姿までを多彩な表現力で演じていて、とても説得力がありお見事でした。
全てにおいてめちゃめちゃカッコよかった♡
この6人以外にも、濃い〜キャラがたっくさん出てきて面白いです。
書ききれないので省略しますが(笑)とにかく監督の抜群なキャスティングセンスを感じました。
中でも私は、イ・バンジ(ピョンヨハン)とムヒョル(ユンギュンサン)のキャラが好きでした♡
どちらも好きな俳優さんだからかもしれませんが、特にピョン・ヨハン君はチャラチャラした「ミセン」のソンニュル役とのギャップが凄くて、演技力の高さに圧倒されちゃいましたわ。
後半、六の龍として、すごい成長して帰ってくるムヒョルにも感動しまくりでした。
とにかくスピード展開なので、ホントに忙しく、たまに疲れながら、でもまた盛り返して…の繰り返しなんだけど、不思議と中だるみもなく無駄もない50話で、あっという間に完走。
史実とフィクションが絶妙にミックスされてあり、コミカルなシーンもほどほどにあり、リアルなアクションシーンはかなりのもの。
少し残虐なシーンが多いとの意見もありますが、私はそこまで酷いとは感じませんでしたよ。←冷酷な女みたいw
特にアクションシーンの剣さばきが見どころ。
どんな練習してんの!?って思わせるくらい皆さん剣の達人でした。笑
政治エンターテイメント、人間ドラマ、恋愛物語までが丁寧に描かれた作品なので、韓国時代劇を初めて見る方にも十分に楽しめると思います。
史実に基づいた物語なので、ある程度の結末は予想できるところに「根の深い木」への橋渡し を描いているところなども粋なはからいで、最後まで視聴者の期待を裏切らない完璧な仕上がりに拍手を送りたいくらい素晴らしい作品でした。
ぜひ、「根の深い木」と合わせて見ていただきたいです。
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