mamiの韓ドラまみれ!

-観賞した韓国ドラマの感想と5つ★満点での採点-

韓国ドラマ「帝王の娘 スベクヒャン」感想 / ソ・ヒョンジン主演 帝王の娘の座をめぐり、異父母姉妹の数奇な運命を描く大型ロマンス時代劇

あんにょん♡韓ドラまみれのmamiです。

Amazon primeで配信中の「帝王の娘スベクヒャン」全108話、見終わりました。

かなり前から気にはなっていたのですが、なんせ108話!!!さすがに長いな・・・と躊躇していたのですが、よくよく見たら1本30分。

家事の合間に見れてしまうじゃありませんか♡

ブロ友さんや実家の父からも”面白い”とオススメされていたので、頑張って見てみることにしました。

案の定、自分の予想を超えるハマり具合(笑)やっぱり韓ドラの大型時代劇って面白いなと改めて痛感させられた作品でした。

今回もなるべくネタバレなしで、感想を綴っていきたいと思います。

作品情報

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放送

2013〜2014 / MBS・毎日 / 全108話

演出:イ・サンヨプ

絶頂

帝王の娘 スベクヒャン

Mr.Back<ミスターバック>〜人生を二度生きる男〜

ショッピング王ルイ

知ってるワイフ

半分の半分〜声で繋がる愛〜

演出:チェ・ジュンべ

せがれたち

禁じられた愛〜ハヌルジェの夕暮れ〜

帝王の娘 スベクヒャン

ここに来て抱きしめて

脚本:ファン・ジニョン

絶頂

帝王の娘 スベクヒャン

逆賊ー民の英雄ホン・ギルドン

キャスト

ソ・ヒョンジン:ソルラン=スベクヒャン役

ソウ:ソルヒ役

チョ・ヒョンジェ:ミョンノン役

チョン・テス:チンム役

冒頭あらすじ

帝王の娘・スベクヒャンの座を巡り、異父姉妹の運命が交錯する―。三国時代を舞台に繰り広げられる、切ない愛の結末とは…。「善徳女王」「トンイ」に続く、絢爛(けんらん)豪華な大型ロマンス時代劇

時は、6世紀の百済(ペクチェ)、第24代王 東城(トンソン)王の治世末期―。加林(カリム)城の城主、ペク・カの娘チェファは、王のいとこにあたるユンと密かに情を通じ、彼の子を身ごもっていた。しかし、ユンは戦に明け暮れ、チェファが身ごもっている事実を知らなかった。
そんな中、戦地から帰ったユンは、もし娘ができていたら「百済を守る花」という意味の“スベクヒャン”と名付けようとチェファに話す。
そのころ、チェファの父ペク・カは東城王によって屈辱を受け、怒りを募らせていたが、娘とユンの関係を知り、東城王がいなくなれば娘が王妃になるのでは、と考えを巡らしていた。さらに、ユンの側近ヘ・ネスクから“ユンも東城王の死を望んでいる”とそそのかされたペク・カは、東城王の暗殺を実行する。東城王を敬遠していたように見えたが、心では敬愛していたユンはこれに激怒し、ペク・カを自害に追い込む。ネスクはチェファがユンの子を宿していることを知るが、ユンを王にするためその事実を隠し、ユンにはチェファが命を落としたと伝える。ペク・カの屋敷が炎に包まれ、父の側を離れようとしないチェファを、家来のクチョンが助け、伽耶(カヤ)へ逃げると、チェファはそこで女の子を出産し、その子にユンと約束した“スベクヒャン”ではなくソルランと名付けた。
一方で、ユンは第25代王・武寧(ムリョン)王として即位し、“息子を守ってほしい”という東城王の遺言に従い、よく似ているといわれる自分の息子と彼の息子を入れ替え、側におくことで身を守り、王位につけようとたくらんでいた。
時は立ち、チェファとクチョンの間に生まれたソルヒは、異父姉ソルランが武寧王の娘だと知って彼女に成り済ますことを考える。こうして激動の時代に翻弄(ほんろう)されながらも、次第に権力を掌握していくスベクヒャンの波乱に満ちた物語が始まった…。

BS朝日 - 韓流モーニング 「帝王の娘 スベクヒャン」

予告編動画


www.youtube.com

ハマり度

★★★★☆+

悪役が際立ってこそ韓ドラの面白さが増すっていうのはこのこと。

とにかく主人公ソルラン(本当のスベクヒャン)の妹ソルヒを演じたソウさんの演技が凄いんです。

ご本人もオープンにしているそうですが、誰もが見ればすぐにわかる整形顔の女優さん。とにかく自己中心的な性格で、自分のためなら家族を騙すだけでなく、国をも騙す悪女の中の悪女という役柄なのでが、すごい目力でいろんな人を騙す騙す(笑)

私の中では、「私はチャンボリ!」で悪女役だったイ・ユリさんと並ぶくらいの悪女っぷりでした。ほんと、憎ったらしい!!!

しかしながら、このドラマはソウさんいなければここまで盛り上がらなかったと思います。ヒロインのソ・ヒョンジンさんやチョ・ヒョンジェさん他、脇役まで演技力の高い役者さんが揃っていましたし、スピーディーでアップダウンがしっかりとある飽きのこない脚本と演出でしたが、大型時代劇でいい人揃いでは面白くありませんよね。

インパクトのある役がないと!(笑)

そんな目立つ2番手に食われることもなく、たくましいヒロインを最後まで演じたソ・ヒョンジンさんも凄いんですけど。

精神的にも肉体的にも強くなるソルランの成長も楽しめましたし、視聴者だけが知る秘密を、「おいおい!」とツッコミながら見る面白さに、気付いたら寝ても起きても頭はスベクヒャンになっていました(笑)

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感想

このドラマは、百済の武寧(ムニョン)王の娘スベクヒャンの一生と、その異父姉妹の妹ソルヒとの愛憎や武寧王の息子ミョンノンとの恋、また妹ソルヒと先代王の息子チンムとの恋を描いたWロマンス史劇。

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↑左からミョンノン(チョ・ヒョンジェ)・ソルラン(ソ・ヒョンジン)・ソルヒ(ソウ)・チンム(チョン・テス)

 

大型時代劇には珍しく、ほぼフィクションで成り立っているこのドラマ。三国時代を背景に当時起こった出来事などは史実ですが、登場人物のほとんどが架空の人物ですので、歴史ドラマというよりは壮大なラブストーリーとして見た方が楽しめます。

最終回まで見終わると、序盤や中盤の何気ないエピソードが伏線になっていることがあったりと、視聴者が忘れていそうな細かいことまでが繋がっていたりと、あまりの丁寧さにたびたび驚かされてしまいました。

そして、毎話毎話何かしらハプニングが起こるスピーディーな展開に目が離せなくなります。

このドラマの面白いのは、身分の入れ違いが2重におこっていて、この4人の運命をより複雑にしているところでした。

出生の秘密、入れ替わりなどのスタイルは韓ドラではよくありますが、このドラマではヒロイン姉妹の身分の入れ替わりだけでなく、王の息子ミョンノンと先代王の息子チンムも身分を入れ替えて育てられるということが序盤で明かされるストーリーになっています。

このことを知っているのは、視聴者と王様と1人のお付きの人だけ!

このことがいつ公になるのかというドキドキ感、そして本当は王様の息子なのに甥っ子として宮外で孤独に育てられるチンムの寂しさや侘しさなどに胸を痛めながら、視聴者は物語を楽しむことができます。

そして、姉ソルランも自分の身分に気付く前に、王様の息子ミョンノンを愛いてしまうので、自分の身分を知ってからは、血を分けた兄を好きになってしまった!と切ない展開になるのです。

前半は明るく楽しい笑いありの雰囲気で進んでいきますが、後半、姉妹対決がヒートアップしてくる面白さと、禁断の愛の葛藤でとにかく切ない(涙)

そして、私は、姉妹の両親や王様の、子を思う気持ちや行動に泣かせれました。

終盤、当初の予定より数話カットされたらしく、駆け足で終わった感がありましたが、個人的には素敵な終わり方で良かったと思いました。

時代劇には珍しく、派閥争いの陰謀がほとんど出てこないのも良かったと思います。

とにかくいろんな愛の詰まったドラマなので(妹以外)、長いけどとってもオススメです!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

*2021年8月視聴完了*

OST情報

スベクヒャンのOSTと言えば、この曲しかありません。

井邑詞ーソ・ヒョンジン


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