＊2020年2月視聴完了＊
アンニョン♪ 韓ドラまみれのmamiです。
dTVで今月から配信が始まった「操作〜隠された真実」全20話、見終わりました。
大手新聞社の捏造記事をテーマにした本格社会派サスペンス。
最後まで黒幕がわからないストーリーで興味深く見ることができました。
ここからは結末についてややネタバレがありますのでご注意を。
作品情報
放送
2017年 / SBS / 全32話
演出 : イ・ジョンフン
脚本 : キム・ヒョンジョン
彼女たちの完璧な1日 (2013)
キャスト
ナムグン・ミン : ハン・ムヨン役
ユ・ジュンサン : イ・ソクミン役
オム・ジウォン : クァン・ソラ役
ムン・ソングン : ク・テウォン役
冒頭あらすじ
メディアは全て"嘘"だった…。韓国マスコミの裏側を見せるハイクオリティサスペンスドラマ
政財界の醜聞を扱う実体不明のネットメディア、愛国新聞のハン・ムヨンは、特ダネのためなら法を侵すことも厭わない通称“ゴミ記者”。実は5年前、柔道オリンピック代表選手だった彼はドーピング疑惑により柔道界を追放。さらに、ひき逃げ事故で大韓日報の記者だった兄チョロを殺され、犯人の“入れ墨の男”を捜すべく記者となったのだった。そんなある日、犯人を追い兄が記事を書いたある事件を調べていたムヨンは、白骨化した遺体を発見する。事件と“入れ墨の男”のつながりを怪しむムヨンは、担当検事クォン・ソラと因縁の再会を果たす。彼女はムヨンがドーピング疑惑を受けるきっかけとなった事件の担当検事だった。一方、5年前に捏造記事の濡れ衣で左遷されたチョロの元同僚記者イ・ソクミンは、ムヨンがチョロを殺した真犯人を追っていると知り、再び真実を追究することを決意。ムヨン、ソラ、ソクミンは、互いに奇妙な協力関係を築いていくが…。果たしてチョロを死に追いやった事件の真実とは？
ハマり度・感想
★★★☆☆
いや〜、なんだか疲れたな…っていうのが、見終わってすぐの率直な感想です。笑
このドラマは、柔道の元オリンピック選手だった主人公のドーピング疑惑と兄の謎の死を絡めながら、検察と大手新聞社の深い癒着を描いた物語。
小さな企業や貧しい市民では太刀打ちできないという視点や、主人公が痛快に悪行を暴くという点では、同じナムグン・ミンさん主演の「キム課長とソ理事」と似ていますが、このドラマの方が笑いが少なめ恋愛要素はほぼなしです。
今まで新聞社などのマスコミを舞台にしたドラマをあまり見たことがなかったので、私自身新鮮でとても期待して見始めたのですが、とにかく登場人物が多く悪人もいろんな人が出てくるし、扱う事件もややこしいく腹が立つものばかりなので、真剣に見るのが疲れました。
でも真剣に見なきゃストーリーがわからないというドラマです。
それに、検察や警察や弁護士までもが人の生き死にや犯罪の存在そのものを捏造報道や捏造記事により操作していて、そこには国家まで絡んでいるようなニュアンスで巨悪すぎてなんだかリアリティがないから余計に疲れたのかも。
新聞社がこんなことできる？？？みたいな…
しかしながら、わたしは頭が疲れながらも、やられたらそのたびにSNSやネット配信、たまにアクションを交えたりしながら痛快にやり返す主人公ハン・ムヨンとクァン検事が織りなす熾烈な悪との戦いを、それなりに楽しく見ていたのですよ。
どうやって真実を暴くのか、とっても気になりましたし。
途中までてっきり新聞社のトップか顧問弁護士が黒幕なんだろうなと思って見ていたら、終盤でホントの黒幕が別にいた！みたいな展開なわけです。
えっ？もう終わりのはずなのにどうやってまとめるのかしら…なんて思っていたら、えーーー！！！ですよ。笑 ←詳しくは書けないw
散々、人を殺してきた悪人の最期にも不満でしたけど、ホントの黒幕の存在にも不満！！！
癒着の闇は簡単には暴けないっていう意味での終わり方にもとれるのですが、久しぶりに勧善懲悪じゃないラストだったのでもやもや…
ムヨンのドーピング疑惑も明かされないままでしたし、物語の中で、伏線であの人ってこの人なんじゃない？って思ったところもあったのですが、全くスルーでしたし。笑
続編がありそうな終わり方で、韓国では視聴率が良かったみたいですけど、わたしには中途半端に感じました。
最終回、亡くなったお兄さんが伝えたかったことがわかったときは感動したし、ナングン・ミンさんの安定した演技も良かったし、全体的にクオリティが高かっただけに、なんだか残念なドラマでした。
