アンニョン♡韓ドラまみれのmamiです。
BS12で放送されていた「キミはロボット」全18話、見終わりました。
人口知能ロボットと財閥御曹司を1人2役したソ・ガンジュンの演技が素晴らしかったのはもちろん、CGや映像グラフィックのクオリティーがとても高い!
素敵すぎるロボット、しかもイケメン。どなたか私にも作ってくれませんか?(笑)
作品情報
放送
2018年 / KBS・月火 / 全36話
原題 : 君も人間か?
演出:チャ・ヨンフン
朝鮮ガンマン
ベクヒが帰ってきた
むやみに切なく
キミはロボット
椿の花咲く頃
演出:ユン・ジョンホ
キミはロボット
脚本:チョ・ジョンジユ
パートナー
王女の男
頑張って、ミスターキム!
キミはロボット
キャスト
ソ・ガンジュン:ナム・シンⅢ / ナム・シン役
コン・スンヨン:カン・ソボン役
イ・ジュニョク:チ・ヨンフン役
パク・ファニ:ソ・イェナ役
冒頭あらすじ
泣いたら抱きしめる。イケメンロボットと人間の究極の愛を描くファンタジーラブロマンス
1997年、天才ロボット工学博士オ・ローラは、チェコからの一時帰国の際、PK財閥の後継者である夫が死亡したと知らされる。さらに結婚を認めていなかった義父ナム・ゴンホに、後継ぎとして息子ナム・シンを奪われてしまう。失意に沈むローラはチェコに戻り、息子にそっくりな人工知能ロボット、ナム・シンⅠを作り上げ母子として暮らすことに。そして2004年にはナム・シンⅡ、2015年にはナム・シンⅢを誕生させるのだった。そして現在、韓国でゴンホのもとにいる本物のナム・シンは、会社を継ぐ意思もない問題児となっていた。母を捜しにチェコに向かったシンは、ソ・ジョンギル専務の陰謀により事故に巻き込まれる。事故現場で動転したローラを見たナム・シンⅢは、彼が本物のナム・シンであることを知ってしまう。そして運命の歯車が動き出し―!?
予告編動画
「キミはロボット」2019年12月25日TSUTAYA先行レンタル開始!
ハマり度・感想
★★★★☆
あまりにも現実離れしたファンタジーやガチャガチャしたラブコメって苦手なのです。でも宇宙人や人魚にはハマった経験あり(笑)このドラマもソ・ガンジュンの1人2役がとてもいいとは聞いていたけど、正直、ロボットと人間のロマンス?はぁ?くらいの気持ちでした。でもですね、このロボットがホントにすごいんですよ。ロボットを演じてるソ・ガンジュンが!すごい(ここだけは5★満点)ストーリーはさておき(私的に3.5★)近い将来まったくありえないことではないんだろうなって思えてしまう、そんなドラマです。
このドラマは、パク・ヨンギュ演じる主人公ナム・シンの祖父PKグループ会長(写真右)に、後継者としてシンを奪われた悲しみから、
キム・ソンリョン演じるシンの母で人口知能ロボット研究者ローラが移住先のチェコでシンそっくりの人口知能ロボット”ナム・シンⅠ”を開発。息子のようにそばに置き、成長に合わせて”ナム・シンⅡ” ”ナム・シンⅢ”まで完成させます。子を奪われた母が息子そっくりのロボットを作るなんて普通の人には無理なんだけどローラさん凄すぎなのです。しかしこれが仇になるのですよね。あまりに良くできたロボットだったために、このあととんでもないことになるわけです。
15年後、チェコで偶然、ひねくれもの財閥御曹司ナム・シンと人工知能ロボットナム・シンⅢが出くわします。ソ・ガンジュンの一人二役です。どうです?このシーン。CGとは思えないくらい自然。このあと人間シンが陰謀に巻き込まれて交通事故に遭ってしまうのですね。そして人間シンが回復するまでロボットシンが身代わりとなってPKグループに入り込み、そこで出会ったヒロイン・ソボンとロマンスが生まれるっていうお話です。
物語の本筋は、韓ドラによくある財閥の権力争い。娘をシンの嫁にしてPKグループを乗っ取ろうとあの手この手で攻めてくるのは、ユ・オソン演じるPKグループ理事ソ・ジョンギル。最初から最後まで嫌な奴でした。
シンの婚約者でジョンギルの娘イェナ役にはパク・ファニちゃん。2番手のこういうキャラってたいてい意地悪だったり性格が悪かったりするんだけどファニは最初こそ嫌な女子でしたがロボットの存在を知ってからは父の暴走を止めたり、結構いい子でした。
そして、ヒロインなのに紹介が最後になってしまった(笑)最初は金の亡者みたいで最低女に思えたコン・スンヨン演じる人間シンの元SPでその後ロボットシンのSPになるカン・ソボン。お顔もそんなに美人ではない(すみません!)し、すぐに感情的になるうるさいキャラで感情移入できなかったけど、ロボットシンと一緒にいるようになってから、お金の話も出てこないしすごくきれいになっちゃっていい子になるんです。ロボットに肩入れしすぎてお父さんが心配するくらい。でも親だったら心配になるよね…ソボン父の気持ちわかる。
とにかくこのドラマは、一人二役のソ・ガンジュンの演技が素晴らしいドラマです。幼い頃、母親と引き離され寂しさと孤独を抱え生きてきたゆえに冷酷になってしまった人間ナム・シンと無機質で感情は持たないけど優しさと温かみのあるロボットナム・シンⅢを絶妙な表情や言葉使いで巧みに演じ分ける演技力がお見事でした。
ロボットシンは、知能や身体能力が完璧なうえに優しくて性格もいい。人間ではないので感情も持たないし、唯一の欠点は空気が読めないこと。しかし、母が作った原則「泣いてたら抱きしめる」「危険があったら助ける」という人間を助ける基本機能が備わったロボットなのです。ソボンも最初は気づかなったものの、徐々に人間シンとの違いを感じてロボットだと気づき、ロボットだとわかっているのに惹かれ始めるのですね。いつも危険から守ってくれるロボットとの恋。感情はもたないはずなのに、ロボットシンがソボンやその他の人間の感情と触れ合うことでうれしい・悲しいなどの感情を見せるようになったり、人としての在り方を少しづつ学んでいく姿は感動もの。そしてロボットのときは本当にロボットに見えるソ・ガンジュンの演技がすごいです。
ロボットの中が見えちゃってる(笑)こういう部分のCGもとても自然でした。
この口角がキュっと上がった表情をしていたら素のロボットシンです。「泣いてたら抱きしめる」という原則にのっとって、誰かが泣くたびにたびたび抱きしめるシーンが出てくるのですが、これをされると相手がロボットだとわかっていても落ちます(笑)特に何度も出てくるソボンをギュッと抱きしめるシーンはとても素敵でした。
ロボットシンが人間シンを演じているところ。一瞬でこの顔になれるソ・ガンジュンの演技力ったら!
しかし、ロボットシンはあくまでも人間に操られてる存在。後半では、ロボットシンを悪用したり破壊したり、人間からひどい仕打ちを受けて胸が痛くなるシーンもあります。人間シンですら自分と全く同じ外見のロボットシンを消そうと必死になるのです。欲深く腹黒い人間とピュアな人口知能ロボットの対比がうまく描かれたドラマでもありました。
あっ、このドラマでとても大事なキャラだったこの人を忘れてました!シンの友人&秘書役ヨンフンを演じたイ・ジュニョクさん。シンやPKグループに対する忠臣ぶりが良かったです。途中で悪の道に路線変更するのかと心配してましたが(笑)終始、人間シンとロボットシンの味方でいてくれたいいキャラでした。イ・ジュニョクさんにはやっぱり正統派でクールな役が似合います。
このドラマに出てくる技術は、近い将来、本当に実現しそうなモノばかりです。すでに自動運転の車は実現していますし、人口知能でコントロールされた巨大都市や人間と外見が同じで感情を持ったロボットなどドラえもんに出てくる未来を見ているみたいで面白いです。正直、突っ込みどころはたくさんありますが、何も考えずに見れば楽しめるストーリーですし、何より劇的にカッコよくかわいいロボットシンのソ・ガンジュンは見て損なし。
いつもそばいて困ったときはすぐ助けてくれて、落ち込んだときにはギューっと抱きしめて励ましてくれる人工知能ロボット。それがソ・ガンジュンなら私もありかも。子孫繁栄は望めませんが(笑)介護はしてもらえますね。
*2020年5月視聴完了*
オススメOST
主演のソ・ガンジュン自身もOSTに参加していますが私はこの曲が好きです。
[MV] 린 (Lyn), 한해 (HanHae) - LOVE (Are You Human? OST Part.2) 너도 인간이니? OST Part.2