*2018年10月視聴完了*
アンニョン♪ 韓ドラまみれのmamiです。
この記事は、2018年10月に視聴した「 私はチャン・ボリ! 」の感想を紹介したものです。
作品情報
放送
2014年 / MBC / 全52話
演出 : ペク・ホミン
あなたはひどいです
脚本 : キム・スノク
妻の誘惑
天使の誘惑
出演
オ・ヨンソ:ト(チャン)・ボリ役
イ・ユリ:ヨン・ミンジョン役
キム・ジフン:イ・ジェファ役
オ・チャンソク:イ・ジェヒ役
冒頭あらすじ
女のプライドがぶつかり合う!運命のイタズラから始まる、人生逆転サクセス&ラブストーリー。
韓服(ハンボク)の名家「ピスルチェ」の後継者の座を競うイナとオクス。ある大雨の夜、イナに執拗に追われたオクスの車が運転を誤りオクスの夫は事故死、イナの娘ウンビは一人現場に取り残される…。
15年後、記憶を失くしたウンビはボリと名付けられ、ソウルから遠く離れた長興で養母ヘオクの食堂を手伝いながら暮らしていた。そこでボリは素性を隠したオクスに出会い、韓服職人を目指すようになる。そして、検事として赴任してきたジェファと事あるごとに顔を合わせるようになり、衝突しながらも次第に距離を縮めていく。一方、貧しい田舎暮らしを嫌うヘオクの実娘ミンジョンは孤児であると偽り、イナ夫婦の援助を受けて「ピスルチェ」の弟子となっていた。やがてボリとミンジョンは運命に導かれるように「ピスルチェ」で再会、ライバルとして激しいバトルを繰り広げることとなる。(引用:BSイレブン)
予告編動画
ハマり度・感想
★★★★☆
このドラマ、ヒロイン・ボリの成長物語というより老舗韓服屋「ピスルチェ」の後継者争い物語で、そこに、腹違いの兄弟の後継者争い、記憶喪失、子どものすり替え、復讐など韓ドラあるある要素てんこ盛り。ザ・ホームドラマって感じで最初っからめちゃめちゃ面白かったです。私は中だるみもなく一気に完走しました!
このドラマならではなところは、物語がヒロイン母の悪事から始まっているところなんですよね。このヒロイン母も悪事の明るみが発覚することを恐れて、さらに悪知恵を働かすっていうキャラ設定。そこに、ライバル役ミンジョンを演じたイ・ユリの天晴れな演技が加わり、先の気になる展開で全52話を飽きさせずにドラマを盛り上げていたと思います。
ボリを演じたオ・ヨンソよりミンジョンを演じたイ・ユリの狂気に迫る演技がなかなかで、めちゃめちゃ悪女なんだけど、たまーに見せる人間味なんかもしっかりと感じさせてくれて、最終回なんて最高でした。悪女だけど憎めないミンジョンを見事に演じていたと思います。
ミンジョン母には最初から最後までイライラーーー!論点のズレたセリフばかりで、ボリが可哀想すぎてかなーり腹が立ちました。しかしながら一貫して娘を思う母の姿にどこか胸打たれたり。これもまた憎めないキャラなんですよ。このドラマ、こんな人ばっかりで(笑)
後半は、もうボリ娘ビダンの活躍しかなかったです。自分の存在が母親の幸せを邪魔していると思い悩んだり、大人の事情で巻き込まれただけのビダムには何の罪もないのに、大人の顔色ばかり伺って生活している彼女に、何度泣かされたことか(T_T)
あと、私がもうひとつ面白く見れたのは、韓服の世界でした。伝統文化のドラマといえば、大概が食を扱う中で、違う伝統文化の素晴らしさを伝える物語を見るのがとても楽しみでした。ドラマの中では技術だけではなく、衣の哲学が語られていて、韓服歴史について勉強になりましたし、ドラマの幅も広がり価値も高まったのではないかと思います。
マクチャンドラマなので、突っ込みどころもたくさんありながらも、ラストは見ている側の胸がスッキリする結末でとっても良かったです。ラブラインもしっかりあるのでそちらも楽しめるドラマでしたよ。
ジェファ役のキム・ジフンさん。明るくて頼れるお兄さんって雰囲気がごちゃごちゃしたホームドラマが良く似合ってるなぁと思いました。ジェファ役は彼の魅力炸裂キャラでニコニコしながら"ボリボリ〜"っていうセリフが忘れられません。血縁関係のないボリとジェファとビダムの3人の関係がとっても素敵に描かれていました。
ボリの生き方に元気がもらえ、ビダムの優しさには涙をもらう、とっても心温まるドラマでした。
少し長いけどオススメです!