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-観賞した韓国ドラマの感想と5つ★満点での採点-

韓国ドラマ「胸部外科」感想 / コ・ス×オム・ギジュン主演 心臓=命をめぐるメディカルサスペンス

あんにょん♡韓ドラまみれのmamiです。

BS12で放送されていた「胸部外科」全16話、見終わりました。

「被告人」の制作陣が手掛けた作品というだけあって、ハラハラ感を味わえる医療ドラマになっていました。

今回も、なるべくネタバレしないように感想を紹介してきたいと思います。

作品情報

 韓国ドラマ】胸部外科 | *もりきんの毎日*

放送

2018年 / SBS・水木 / 全32話

原題:胸部外科:心臓を盗んだ医者たち
演出:チョ・ヨングァン

私の期限は49日

夜王(ヤワン)

大切に育てた娘ハナ

ジキルとハイドに恋した私

被告人

胸部外科

脚本:チェ・スジン

愛してる

シティハンター in Seoul

被告人

胸部外科

脚本:チェ・チャンワン

被告人

胸部外科

キャスト

コ・ス:パク・テス役

オム・ギジュン:チェ・ソッカン役

ソ・ジヘ:ユン・スヨン役

チョン・ボソク:ユン・ヒョニル役

冒頭あらすじ

信念を貫く医師たちは生き残れるのか。心臓=”命”をめぐるメディカルサスペンス

胸部外科専攻医のテスは、上司の医療ミスを告発したことによって、危篤状態にある母の手術を拒否されてしまう。そんな中、救急搬送を受け入れて命を救ってくれたのはテサン病院の胸部外科医ソッカンだった。その後、テスはソッカンを追うようにテサン病院を志願。最高の実力を持ちながらも、地方大学出身という理由で出世コースから外れていたソッカンは、似た境遇にあるテスに目をかけ、2人は信頼関係を築いてゆく。一方、利益を重視する病院長のヒョンイルは、異母兄である理事長ヒョンモクが目をかけるソッカンを疎ましく思っていた。そんな中、ヒョンモクの娘スヨンが海外留学を終えて帰国。これを機に陰で不正を働くヒョンイルを解任し、スヨンを後継者にしようともくろむヒョンモクだったが、ヒョンイルの仕組んだ事故によって命を落としてしまう。ついに理事長の座についたヒョンイルは、自身の野望のためにソッカンを利用しようとするのだが…。

【韓国ドラマ】胸部外科 日本公式サイト

予告編動画


「胸部外科」2020年7月3日TSUTAYAにて先行レンタル開始!

ハマり度

★★★★☆

胸部外科医たちの、医師としての使命と家族との間での葛藤を描いたラブなしの本格的な医療サスペンスで、最後までとても面白く見ることができました。

ドラマの冒頭、主人公テス(コ・ス)が移植予定の心臓を盗むシーンから始まり、このシーンはどこに繋がるの?という伏線が非常に興味をそそるのですね。ここに繋がるのか!と思いきや全然違ったり(笑)。

もう一人の主人公チェ・ソッカン(オム・ギジュン)が敵なのか味方なのかがわからないところも、うまくできていて面白かったです。

大学病院の胸部外科が舞台ということもあり、リアルな手術シーンも多かったのですが、韓ドラあるあるの”命”か”利益”かみたいな大学病院の汚い部分がメインで描かれていたので、手術で死ぬか助かるかのハラハラした緊張感は、あまりありません。どちらかというと、一つの心臓の行き先がどうなるの!?のハラハラ感が味わえます。

ちなみに手術シーンはちょっと生々しいので、苦手な方はご注意を!

そして、他の医療ドラマに比べて悪人が圧倒的に少ないので、私はそんなにストレスもなく見ることができました。でも、悪役があのチョン・ボソクさんなので、それだけでお腹いっぱいになるかも!?です(笑)

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見どころ・感想

このドラマのテーマは心臓移植でした。順番を待っている患者さんはたくさんいるのに、心臓は1つしかないわけで…。その患者が、医師の家族だったり、権力者だったりと、このドラマでは、一つの心臓を巡って、医師としての使命感か、それとも私欲をとるか、メイン登場人物3人の葛藤が繊細に描かれています。

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コ・スさんが演じる主人公パク・テスは、とにかく熱血医師。目の前にいる患者さんのとにかく助けたい一心で、たまに、それやばいでしょ!っていうような無茶な判断や処置をすることもあるんだけど、ドラマだから許せる(笑)

母親や患者さん達に向ける眼差しが優しくて、こんなお医者さんがいたら惚れてしまうわ〜なんて、うっとりしちゃいました。「オクニョ」のときも思いましたが、コ・スさん、やっぱり素敵。

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そして、パク・テスと、オム・ギジュンさん演じるもう一人の主人公胸部外科教授チェ・ソッカンとの師弟関係も見応えがあり、この二人の絆が切れるのかどうなのかも気になる要素でした。

前半、チェ・ソッカンは完全な善人なのですが、途中から視聴者も混乱してしまうくらい、何を考えているのかさっぱりわからなくなります。その辺りの演技は、さすがオム・ギジュンさん、ホントにお上手!彼にはやっぱり個性的な役の方が似合いますよね。少し前に視聴した「ロボットじゃない!」では普通の役すぎて、ちょっと物足りなかったですが、チェ・ソッカン役は大満足!(笑)

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で、そんなチェ・ソッカンは昔、病気で幼い娘を亡くしているのですが、このことに病院の理事長とその娘スヨン(ソ・ジヘ)が関わっているのですね。それぞれの過去の出来事が、この3人に少しづつ絡み合っているストーリーも、良くできていて面白かったです。

医療ドラマあるあるの”命”か”金”かみたいなところにはストレスを感じますが、最初は、利益しか考えていない院長のちに理事長(チョン・ボソク)側にくっついていた医師たちが、テスやスヨンの行動によって、最終的に本来の医師の姿に戻ってくれたり、テスを応援して味方についてくれたりと、医師はこうあるべき!というところを描いてくれているので救われます。

オペチームのメンバーも人間味ある素敵な人ばかりでしたし、テスの幼馴染で同僚のウジン(イ・ジェウォン)なんていい人すぎました。

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このドラマの悪役は、善人も悪人もこなすカメレオン俳優のチョン・ボソクさん。こういう嫌なお偉いさんを演じさせたらピカイチ!今回もとってもイヤ~な役でしたね。この蝶ネクタイが全てを物語っているでしょ?(笑)

でも、チョン・ボソクさんが出ているドラマなら面白いはず!思えるくらい、実は私の中でドラマ選択のポイントになっている大好きな役者さんです。次は善人な役で会いたいな~(笑)

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まとめ

熱血テスの影響で、テサン病院で働く人達の考えや行動がどんどん変わっていく様子が、見ていてとても気持ち良かったです。

大ヒットドラマ「被告人」の演出家と脚本家の再タッグ作品。「被告人」ほどのスピード感はありませんが、胸部外科医たちが病院と医師としての使命感の間に挟まれて葛藤している様子がとても繊細に描かれていて、人間ドラマとしても見応えのある医療ドラマでした。

hanulsoo on Twitter: "放送開始は9月26日SBS水木ドラマ! #コ・ス #胸部外科 #gosoo #고수  https://t.co/SQqM4M2Iha… "

最後まで読んでいただきありがとうございました。

*2020年10月視聴完了*

商品情報

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  • 発売日: 2020/07/03
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*「胸部外科」は2020年10月現在、U-NEXT・dTVで配信中(有料)です。