*2019年2月視聴完了*
アンニョン♪ 韓ドラまみれのmamiです。
この記事は、2019年2月に視聴した「ロードナンバーワン 」の感想を紹介したものです。
作品情報
放送
2010年 / MBC / 全20話
演出 : イ・ジャンス
美しき日々
天国の階段
ラブストーリー・イン・ハーバード
天国の樹
ロードナンバーワン
演出:キム・ジンミン
甘い人生
犬とオオカミの時間
ロードナンバーワン
傲慢と偏見
結婚契約
カノジョは嘘を愛しすぎている
無法弁護士
脚本 : ハン・ジフン
犬とオオカミの時間
Dr.JIN
誘惑
ラストーLAST-
不夜城
出演
ソ・ジソプ:イ・ジャンウ役
キム・ハヌル:キム・スヨン役
ユン・ゲサン:シン・テホ役
チェ・ミンス:ユン・サムス役
冒頭あらすじ
朝鮮戦争を背景に、歴史と運命の渦に巻き込まれた3人の男女の愛と友情を描いたヒューマン・メロドラマ
名家の娘と下人の息子として幼い頃から共に育ち、想いを通わせてきたジャンウ(ソ・ジソブ)とスヨン(キム・ハヌル)。
やがて成長したジャンウは医者を目指すスヨンの学費を稼ごうと軍隊に志願、パルチザン討伐に赴く。
だが、ジャンウの帰還を待ち続けるスヨンのもとには彼の戦死通知書が。
絶望するスヨンを救ったのは国軍少尉のテホ(ユン・ゲサン)だった…
ハマり度・感想
★★★★☆+
このドラマは、朝鮮戦争60周年を迎えた2010年、激動のこの60年の時代を背景に、開戦から約1年の男女3人の愛と友情を描いた物語です。
「美しき日々」「天国の階段」のイ・ジャンス監督と「犬とオオカミの時間」のキム・ジンミン監督という2人の監督と映画「ブラザーフッド」のハン・ジフン脚本家で制作され、製作費130億ウォンをかけ完全事前制作だっただけに、映画並みの圧倒的スケールとクオリティの高さで仕上がっています。
タイトルの「ロードナンバーワン」というのは、南は木浦から北は板門店までの1番国道のこと(日本でいう国道1号線のこと)。
特にソウル郊外から汶山まではこのドラマの舞台になっている朝鮮戦争の激戦地。
民族の悲願を込めて「統一路」とも呼ばれています。
メインキャスト3人の演技が素晴らしかったのと、映画のような迫力とスピード展開、クオリティーの高さに圧倒され、私的には満足度高めです。
でも、見てて目を覆うような悲惨なシーンが多く、たぶん二度は見ないドラマかな。
ストーリーが、戦争を通して描かれるヒューマンドラマかと思ったら戦闘シーンが多めの完全な戦争王道ストーリーだったのが少し残念でした。
戦争前の幸せな時代、戦争勃発、愛する人たちとの別れ、そして大部分が戦闘シーン。
ドラマからでも伝わってくる、あの戦争の凄まじさや悲惨さが伝わってくるほどの戦闘シーンは見てて辛かった〜。
はるか昔、チャン・ドンゴン目当てで映画館まで観に行った「ブラザーフッド」を思い出させる迫力でした。
戦争ドラマなので、戦友との友情や葛藤、その中には別れや仲間の死ももちろんあって…感動もするけど、それ以上に見ていて辛くなるシーンの方が多いです。
朝鮮戦争という争いは、同じ民族同士の戦いなんですよね…
そして、今現在も『休戦中』という現実。
韓国の人たちにとって、どんな戦争だったか、どんな風に戦争が進んでいったか、韓国軍の功績なども描かれていて、ドラマだけどドキュメンタリー的なものだったので、見終わったあとにいろいろ考えさせられましたし、勉強にもなりました。
主役3人を演じたソ・ジソブ、キム・ハヌル、ユン・ゲサンの御三方、想像を絶するような大変なロケだったと思うのですが、迫真に迫った演技にすっかり引き込まれてしまいました。
特にジャンウ役のソ・ジソブさん。
男でも惚れちゃいそうな色気がダダ漏れ。笑
軍服姿もとっても素敵で、キム・ハヌルさんとのラブシーンはたまりませんでした。
2人の幸せなシーンが唯一の癒しだったかな。
最初は信頼しあえなかったジャンウとテホが、徐々に絆を深めていく友情物語も丁寧に描かれていて、後半は感動もしたはずなんだけど…
戦闘シーンが凄すぎてそのあたりの記憶が薄くなっています。笑
ユン・ゲサンさん、「最高の愛」では魅力がいまいちよくわからなかったけど、このドラマのテホ役は優しくて男気がありとてもカッコ良かったです。
役者さんたちの演技は本当に素晴らしいのでオススメなのですが、戦争の恐ろしさ、悲惨さを生々しく描いているので、戦争ドラマが好きな人にはいいけど、そうでない方には精神状態がいいときに見ることをオススメします。