あんにょん♡韓ドラまみれのmamiです。
Netflixで配信中の「ザ・キング:永遠の君主」全16話、見終わりました。
どうやったらこんな壮大なスケールの世界観とファンタジー感が思いつくのか…凡人ではまず考えられない伏線だらけのストーリーに頭を使い、考察を楽しみ、除隊後初のお久しぶりなイ・ミンホ君&見事な一人二役を演じたウ・ドファン君の魅力を堪能した見応えたっぷりのドラマでした。
今回は前半ほぼネタバレなし、後半ややネタバレありで見どころ・感想を紹介したいと思います。
作品情報
放送
2020年 / SBS・金土 / 全16話
演出:ペク・サンフン
雲が描いた月明かり
太陽の末裔
ザ・キング:永遠の君主
脚本:キム・ウンスク
パリの恋人
プラハの恋人
恋人
オンエアー
シティーホール
シークレットガーデン
紳士の品格
相続者たち
太陽の末裔
トッケビ
ミスター・サンシャイン
ザ・キング:永遠の君主
キャスト
イ・ミンホ:皇帝イ・ゴン役
キム・ゴウン:チョン・テウル / ルナ役
ウ・ドファン:チョ・ウンソプ / チョ・ヨン役
イ・ジョンジン:クム親王イ・リム役
冒頭あらすじ
パラレルワールドにもう一人の自分がいたら、その人生を変えますか?現代と並行世界を舞台に、大韓帝国の皇帝と女性刑事の切ない愛を描くファンタジーラブストーリー
2020年春、並行世界の門が開く―――
初めて行く所なのに行ったことがあるような気がする場所や、初めてすることなのに前に同じ事をしたことがあるような気がする感じ。
私たちはそれをデジャヴといい、現代医学はデジャヴを知覚障害の一種だとする。
ところがそれが脳の錯覚でないなら…私たちがほんの少し、宇宙の秘密を垣間見たのなら?―――
誰でも一度くらいは考えてみたことのあること。
移民したい。生まれ変わりたい。人生終わった。
誰でも一度くらいは思うこと。
私もあんな車に乗ってみたい。私もあんな家に住んでみたい。私もあんな財閥一家に生まれていたら。
そんなあなたの耳元に誰かが囁く。私よりマシな人生を歩んでいるもう一つの世界の私とあなたを変えることができたら、あなたはその人と人生を変えられますか?
私の人生。私の人。私の愛。その全てを捨てる選択。
もちろん自分自身すらも。平行世界の自分がどうなるのかは絶対に聞いてはいけない。神は人間の世の中に悪魔を放ち、その悪魔は並行世界の門を開けてしまった。さあ、あなたはどんな選択をするのか。
露骨な質問と邪悪な答え。だから魅惑的な本作は、平行世界からこの世界に来た次元の門を閉めようとするイ・ゴンと誰かの人生。人を…愛を守ろうとする刑事テウルの協力が時にはドキドキ、時にはクールな次元の違うロマンスファンタジー。
1994年、冬の大韓帝国。イ・リム(イ・ジョンジン)は腹違いの弟の皇帝を殺害する。これを目撃した皇太子イ・ゴンは立ち向かうが、イ・リムは彼までも殺そうとした。この日、イ・ゴンは父を亡くしたが、萬波息笛(新羅時代の伝説の笛)の半分と誰のものなのかわからない身分証明書を手に入れる。
25年後、神秘の次元の扉を通じて2019年大韓民国にやってきたイ・ゴン(イ・ミンホ)は、そこで25年間、愛しくて気になっていた身分証明書の持ち主、チョン・テウル(キム・ゴウン)に出会う。
予告編動画
ザ・キング: 永遠の君主 | 公式予告編 | Netflix
ハマり度
★★★★☆
キム・ウンスク作家×イ・ミンホ×キム・ゴウンだし、「トッケビ」を超える壮大なファンタジーラブストーリーでしょー♡って勝手に期待してたら、めちゃめちゃ頭を使う、とんでもない謎解きドラマでした。
世界観があまりにも壮大すぎて、そこを理解するのに忙しく、キャラや物語に共感や感情移入するまでに相当な時間がかかりましたが、かなり見応えのある面白いドラマでした。でも、言いたいこともたくさんある!そんなドラマです(笑)
見どころ・感想
このドラマは、大韓帝国皇帝イ・ゴンが何者かが開いたパラレルワールド(ある世界から分岐し、それに並行して存在する別の世界のこと=並行世界)の扉の謎や、25年前(1994年)叔父イ・リムが起こした謀反の際、現場に残されていた萬波息笛の半分と2019年11月11月発行のチョン・テウルの身分証明書の謎を解くために、大韓帝国と並行して存在する扉の先にある大韓民国を行き来するファンタジーラブストーリー。
主人公は、白馬の王子様がホントに良く似合うイ・ミンホ演じる大韓帝国の皇帝イ・ゴン。事あるごとに白馬に乗って登場するイ・ゴンに笑っちゃうのですが、この美しさはイ・ミンホでしか成り立たない(笑)
俺様イ・ゴンなのだけど、俺様すぎないとこがまた良し。完璧すぎてこの世に存在している人には思えず完全に目の保養。
タイプじゃないのに、毎回、目が離せなくなるくらい全てにおいて男前です(笑)
ヒロインはキム・ゴウン演じる大韓民国では刑事をしているチョン・テウル。大韓帝国では犯罪者のルナ。
やっぱりゴウンちゃんって演技うまい。ゴンに向ける切ない表情は吸い込まれそうな勢いでしたし、二役の演じ分けも見事でした。
正直、イ・ゴンとテウルのロマンスはパンチ弱めです。
2つの世界の登場人物や背景が複雑すぎて、肝心な二人の心理描写が弱く、特にテウル、いつそんなにゴンのこと好きになったの?って思うくらい唐突にロマンスが始まるパターン。
そのため私は全く感情移入できず、二人をただ傍観している感じでした(笑)
二人の素敵なシーン、たくさんあったんですけどね…イ・ミンホの甘いセリフがただのセリフにしか聞こえませでした。
この”打ち首キス”なんて…あらやだ!!!でも、心に響かない…(笑)
このドラマで唯一の楽しみだったのがウ・ドファン君の一人二役でした。演技力が高い!白馬に乗ったイ・ミンホより彼が出てくるシーンのほうが新鮮で待ち遠しかったし、彼のくるくる変わる表情がなんとも豊かでずっと見ていたくなる感じ。
間違いなく、このドラマでの見どころはウ・ドファン君です!(しつこいw)
大韓帝国ではイ・ゴンの側近でもあり幼い頃からの友人チェ・ヨン役。クールなウ・ドファン君、めちゃめちゃカッコいいのです!しかもヨン役にハマってる!ゴンに対する忠誠心やブロマンスも良かった!
で、大韓民国ではチョン・テウルと同じ警察署で働くチョ・ウンソプ役。釜山訛りのどこか抜けた陽気でかわいい役なのですが、ヨンとのギャップがもうたまらないのです。ウンソプ、めちゃめちゃかわいい♡ウ・ドファンの魅力炸裂です。収穫収穫♪
このドラマの見どころとしては、大韓帝国と大韓民国に名前・性格・境遇は違うが同じ顔の人物が存在するということ。
ほとんどのキャストの皆さんが一人二役されているので、キャラを覚えて理解するまでがちょっと大変ですが、これが伏線になっていたりして結構面白いのですよ。
大韓帝国と大韓民国のシーンがパッパ切り替わるので少しややこしいですが、5話くらいまで見ればだいたいは把握できてくるのでそれまで我慢!
まとめ
とにかく序盤から伏線だらけでめちゃめちゃ頭を使いますが、考察しながら見る楽しみがあり、終盤の伏線回収や謎解きの答えがわかると、おぉ~!!!さすが!!!と脚本家キム・ウンスク先生を絶賛したくなります。
壮大すぎて、凡人の私は伏線を見落としているかもしれないし、回収しきれていないかもしれない、それすらもわからないくらい緻密なストーリー。2周・3周してやっと本当の面白さがわかるドラマです。
ぜひ、これから視聴されようとしている方、気力・体力を十分に温存して臨んでください!!!
そして、一気見をオススメします!
※ここからは少しだけネタバレ含む内容になっていますのでご注意を。自己責任でお願いします!
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
私的に少し残念だったのが、あちらこちらに「トッケビ」を意識したセリフや演出が散らばっているので、ストーリーは斬新なのに、何故か真新しさがないという印象を受けたこと。
過去に深い縁のある二人…という設定もまさに「トッケビ」。「トッケビ」ファンにはたまらないかもしれないですね。私も久しぶりに「トッケビ」が見たくなるくらいでしたから。でも、私がキム・ウンスク先生に求めていたのは「トッケビ」に「相続者たち」のイ・ミンホを登場させたようなこんなドラマじゃないの!!!(笑)
このカット↓↓↓なんて「トッケビ」と「太陽の末裔」を合体させた感じじゃない?演出にしてもセリフにしても、過去のヒット作の法則を盛り込んだ感が見え見えなところが残念でした。
あと間接広告が多すぎ!チキン屋(bbqチキン)・美顔器・化粧品・車などなど多数。一番気になったのがタピオカミルクティーで有名なTHE ALLEY。やたらと出てくるので飲みたくなります(笑)
話題になっていた6話の反日描写に関してはたった20分くらいのシーンで、私としてはそんなに気になることもなかったです。ただ、その後の展開に全く関係なかったので、何故あのシーンを入れたかの理由は欲しかったです。
物語は14・15話でクライマックスを迎え、最終話は違う時空に存在する2人のロマンスの結末。
それいる?的なエピソードもあったけど(笑)2人が選んだ道は今風な感じでまぁ良かったかな…と。
いつまでもお幸せに♡
最後まで読んでいただきありがとうございました。
*2020年6月視聴完了*
mamiオススメOST
幻想的なこの曲、ドラマにピッタリでした!
[MV] Kim Jong Wan (김종완 (NELL)) - 연 (Gravity) [더 킹 : 영원의 군주 (The King: Eternal Monarch) OST Part 3]