アンニョン♡韓ドラまみれのmamiです。
BS11で放送されている「油っこいロマンス」、6/6(土)の最終回を待てずU-NEXTで課金(ポイント消化)までして最終話まで見終えました(笑)
撮り溜めしていたものを先日の土日に一気見。言うまでもなく、その日の晩御飯は中華です(笑)食のドラマって幸せな気分になれてやっぱりいいですね。
作品情報
放送
2018年 / SBS・月火 / 全38話
原題:油っこいメロ
演出:パク・ソンホ
あやしいパートナー~Destiny Lovers~
油っぽいロマンス
演出:ハム・ジュンホ
油っぽいロマンス
ボクスが帰ってきた
脚本:ソ・スクヒャン
パスタ~恋が出来るまで~
ロマンスタウン
ミス・コリア
嫉妬の化身〜恋の嵐は接近中〜
油っぽいロマンス
キャスト
ジュノ(2PM) : ソ・プン役
チャン・ヒョク : ドゥ・チルソン役
チョン・リョウォン : タン・セウ役
冒頭あらすじ
ジャージャー麺より君が好き♡ツンデレシェフ×元令嬢×元ヤクザが中華料理店の厨房で繰り広げる予測不可能なアツアツラブコメディ
六つ星ホテルの高級中国料理店で働く副料理長のソ・プン(ジュノ)。プンの力で店はミシュランの二つ星を獲得し、料理長への昇進も控え前途洋々のプンだったが、ホテルの社長に結婚したばかりの妻を取られ、おまけに左遷の内示を出されてしまう…。復讐を誓うプンは中国鍋とおたまを手に飛び出し、ホテルの目の前にある潰れた中国料理店で働き、客を奪うことを決意。しかし、店のオーナーである元ヤクザのドゥ・チルソン(チャン・ヒョク)に手下に料理を教える条件で店を貸すと言われ…。そんな中、結婚式当日に父親が逮捕され、おまけに婚約者にも逃げられた元お嬢様のセウ(チョン・リョウォン)が店で働きたいとやってきて…!
予告編動画
ハマり度・感想
★★★★☆
BS11で毎週土日に放送していたものを溜め撮りしていて、最終回が近づいたタイミングで開封したのですが、いやぁ~これが結構面白くて土日に引き籠って録画18話分(全19話)+U-NEXTで最終話2話分(全28話)、ポイントでレンタルし一気見。どんなけ暇なの!って突っ込まないで(笑)
同じ食をテーマにした「ゴハン行こうよ♡」シリーズも好きだし、同じ厨房恋愛がテーマの「パスタ」「あぁ私の幽霊さま」も好きだし、私の好きなテーマがかぶったのですね。そこにこの豪華キャスト達。おそらくこのドラマのストーリーって、一般的にいまいちだと思うのですよ。実際、韓国でも視聴率が悪くてラスト2話分カットされたらしいですし。いろんなことが中途半端で終わってしまった感じはたしかにあるのですが、それでも私は楽しめました!
このドラマは、偶然、同じ日同じ美容室に居合わせた、高級中華料理店元スターシェフのソ・プン、元ヤクザで廃業寸前の中華料理店「腹ペコフライパン」社長ドゥ・チルソン、元財閥令嬢のタン・セウの3人が、1か月後に訳あり状態で偶然再会し、中華料理店で一緒に働きながら愛を育んだり絆を深めたりライバルに復讐したりする物語。
美容室には、プンは結婚式の着付けやメイク、チルソンはヘアーカット、セウはウェディング写真の前撮り用にヘアーセット&メイクに来ている設定です。プンとセウは幸せの絶頂にいるのに1か月後にはある事情で人生のどん底に。
不幸続きの2人に幸せは訪れるのか、チルソンは経営している「腹ペコフライパン」を再起できるのか、3人の奇妙な三角関係とそれを取り巻く登場人物たちとの面白可笑しい掛け合いがこのドラマの見どころです。韓ドラマニアなら勝手に期待値が上がっちゃう豪華キャストですよね(笑)
ヒロイン・セウ役チョン・リュウォン
1981年生まれの現在39歳。「魔女の法廷」を見てから大好きな女優さんです。このドラマ制作当時は37とか38歳だったわけですが、愛らしい笑顔が印象的でとんでもなく可愛い!光ってる!
元財閥令嬢なのでちょっと天然も入っている世間知らずというキャラだけど彼女が演じると全く嫌みがない。恐らく好みが分かれるキャラだと思うのですがヒロインにハマればこのドラマは間違いなく楽しめます♡
1990年生まれのジュノ君とは実年齢9歳差なのですが(ドラマではジュノ君31歳、リュウォンさん33歳の2歳差設定)この二人のロマンスに全く違和感がないことに驚き。むしろお似合いなくらい。妙にセクシーなツーショット集めてみました(笑)
プン役 2PM ジュノ
高級中華料理店のシェフから町の中華料理店のシェフになった料理も女も愛したものには熱いツンデレ男。役作りのために1か月半も猛特訓を積んだ彼の中華鍋や包丁さばきが完璧でお見事でした。彼の料理姿、本当にカッコよかったです。
完璧主義で仕事には厳しいプン。厨房で仕事のできないセウに冷たく怒鳴ってばかりなのに、彼女のことが気になってしょうがない一面を見せた時のギャップはたまらく可愛い!二人がくっついてからのプンのデレデレぶりには爆笑の連続です。
このドラマの脚本家ソ・クヒョンさんは仕事ができる男と仕事ができない女の職場恋愛を描くのがとても得意みたいで、私は「パスタ」と「嫉妬の化身」しか見ていないのですが、どちらも仕事ができるドSな男性主人公が彼女の前ではデレデレになるというギャップで視聴者を魅了させています。
チルソン役チャン・ヒョク
主役級ベテラン俳優チャン・ヒョクさん、彼の使い方が意外と良かったなと思いました。普段の彼の役より力が抜けていて若手たちを見守っているアニキ的存在。前面には出てこないのに存在感抜群!
元ヤクザで消費者金融兼中華料理屋「腹ペコフライパン」の社長なんだけど、強面な外見からは想像もできない可愛い面がたくさんあって、このドラマの笑いと癒し担当です。ケンカがめちゃくちゃ強いのに、一目惚れしたセウへの愛情表現がなんともキュート!ヒョクさんお得意のキレキレアクションシーンはカッコ良すぎて惚れ惚れするし、後半になって明かされる生い立ちのシーンでは切ない表情にジーンとさせられるし、あぁ、やっぱりこの人すごいわと思いながら見てました。私、元々、ジュノ君<ヒョクさんなので、このドラマでもやっぱりヒョクさんに目が行っちゃって(笑)
セウ・プン・チルソンの恋の三角関係に関してはあっけなく終わるのだけど、それよりもプンとチルソンの兄弟のような絆の描かれ方がとっても素敵でした。二人の温かくてかわいいやり取りはずっと見ていたくなるほどです。
こうやってヒョクさんとリョウォンさんが並ぶととても自然。これはこれでお似合いでした。あっさり2回も振られちゃうんだけど(笑)
しかしですね、このドラマ、ホントに面白いのはこの3人じゃなくて脇役の方々↓↓↓
まず序盤から驚いたのが女優イ・ミスクさんの存在。「カネの花」に引き続きヒョクさんとまた共演かぁと思いながら見ていたら、なんとガム売りの謎のお婆さんとセウ母の二役。このガム売りのお婆さん、実は意外な人物なのです。そして、セウ母には終盤イライラさせられっぱなしだけど、そこはぜひ耐えて見てほしい!で、一番気になるこの一人二役の意味は…?
ちなみに「嫉妬の化身」でライバル役だったパク・チヨンさんとイ・ミスクさん、今回は家政婦と財閥の奥様としてまた共演されています。今回は仲良し(笑)パク・チヨンさんのキャラが面白すぎて目が離せなかったです。
そして一番笑わせてくれたのが「腹ペコフライパン」の新しい従業員たちが実はみんなセウの家族だったということ(笑)
これを知らないのはプンとチルソン社長だけなんです。皆でバレないようにコソコソ働く姿はまるで映画『パラサイト』を見ているみたいで大爆笑!何も知らないプンが仕事でミスばかりするセウ母(財閥婦人)に怒鳴り散らすシーンなんて最高に笑いました。その後が気になる(笑)
忘れてたけど、序盤は心の声を聴かせてくれて楽しませてくれたセウの愛馬。後半、ほぼ出番がなくて前半のアレはいったい何だった!?状態ですが…
このドラマの魅力はそれだけじゃないのですよ!
脚本家のソ・スクヒャン先生は、生き生きとした職場を描くのも得意なようで、「パスタ」ではイタリアン料理店の厨房を、「嫉妬の化身」ではテレビ局をとてもリアルに描いていたのが印象的でした。このドラマでも厳しい男社会でできている中華料理店の厨房を生々しく描いています。
さらに厨房や店内の音にも注目です(料理を目の前に大声を出すシーンだけはすごく気になったけど…)。野菜を切る音、炒めている音、油で揚げている音、火の音、食べるときの音…このドラマに出てくるさまざまな料理を視聴者が五感で感じるように演出されているのです。それに色遣いが美しくどれも本当に美味しそうで。最近では珍しい料理対決も出てくるので、それも見どころです。
写真にはないけど、このドラマのメイン料理はジャージャー麺と酢豚。くれぐれも夜中の食テロにはご注意を(笑)
厨房恋愛の最後は必ず調理台の上でキス♡なんだけど、どのドラマでもいっつも気になるんですよね。
調理台に乗っちゃいけないでしょ!って(笑)
ストーリーや設定がとっ散らかった印象は否めないドラマでしたが、最終話でみんなが生き生きと笑顔で働いている姿を見て私まで笑顔になるし、見終わったあとの爽快感が半端ない!
中華料理を通してゆっくりと絆を深めた3人とその仲間たちの成長を描いた温かいドラマでした。
単純ストーリーなので韓ドラに馴染みのない方にもオススメです♡
※BS版ではいいシーンがかなりカットされてありとても残念でしたので、ノーカット版で見ることを全力でおススメ致します!
*2020年5月視聴完了*
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